ガム飲んじゃう。

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映画観すぎて感想をいちいち書き留められない【畑山】

こんばんは、畑山です。お久しぶりです。

現役で子供部屋の住人やってます。最近は飼い犬が部分的にハゲてきて、落ちた毛が部屋に散乱するので困っています。

 

前回の更新から大分時間が経っていますね。その間に色々あって疲弊していました。

自分の関心がある領域にやや満足というか、「こんなもんか」と軽蔑気味になってしまい、もう好きなことは趣味でやっていこうと思うようになりました。

次からは仕事は仕事として割り切ってやっていこうかなと決意した次第であります。

この辺りの話は、もう少し時間が経って自分の意見がまとまったらボカしてお伝えしようかなと考えています。

 

本題に入りますが、前の更新から今日に至るまで、そこそこの数の映画を観ました。

と言っても何百本!ではなく、自分の人生の中で最高頻度で観ている訳でして。他の映画好きの方には遠く及びません。

以前から「ざっくり感想」として観た映画の感想を書いていましたが、ざっくりも書けないほどだったのでSNSに写真だけ掲載していました。

しかし…写真だけだと自分で見返した時に全然ピンとこないんですよ。感動とか衝撃がボヤけるんです。「この映画観たな〜」ぐらいしか思い出せないんですね。

思いや感動を文字にするって本当に大切なんだと痛感しました。より自己満足するには、より具に記憶を書き留めないといけなかったんです。

ただ単にその時の感動を衝動的に書いていると自分では思っていたので、ここまで役に立つとは考えもしなかったですね。

 

今は映画史の勉強をやり直しています。この前CS放送で『國民の創生』やっててビックリしましたよ。

 

國民の創生 【淀川長治解説映像付き】 [DVD]

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『ブラック・クランズマン』観た方や、歴史にお詳しい方ならご存知かと思いますが、これってKKKのバイブルみたいな作品なんですよね。だから内容的に良いとは思えませんでした。

また、映画の歴史からすると非常に重要な作品なんですが、飛躍的に進歩した現代の映画を観る自分たちからすると、どこに価値があるのか見えて来ないという問題が起きます。現に自分も、撮影技法が現代よりも劣っていて観るに耐えないなと思ってしまいました。

だから倍速で観て、「なんだこの映画…これがなんで評価されてるんだよ」と自分の中で酷評してしまったのです。でも現代映画だけ齧った人間が映画を語ったり鑑賞したりするのは、あまりにも幼稚で浅はかだなとすぐに自省しました。

グリフィスは偉大な功績を成し遂げたというのに、現代の観点から見ただけで粗悪と勝手に判断されるのはどうなのでしょう。「たわけ!映画の歩みを知らぬ小童が!」とかラオウに言われそうじゃないですか?

こんなに有名な『國民の創生』は映像も内容もお粗末、なんて自分の中で安易に結論づけるのは如何なものかと思い、映画史を再勉強することにしました。

 

今話題の『ジョーカー』には、グリフィスの『散りゆく花』のオマージュがあるとSNSで聞きました。色んな時代の色んな映画を楽しむことは、現代の映画を一層楽しむためのエッセンスでもありスパイスでもあります。

一本の映画を観るだけでも楽しいですが、映画史・俳優・撮影技法…諸々知っていれば知っているほどさらに楽しい一本になります。美味しい映画をより美味しく食べるかどうかは、鑑賞者の自分たちに委ねられているのです。